アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、遺伝的な素因をもとに、慢性的に湿疹病変を繰り返す皮膚の病気です。
乳幼児期に、顔面などに湿疹が生じ、学童期には部位が変わり、膝の裏、肘などを中心にカサカサした湿疹が見られます。
アレルギー疾患なので、合併症として喘息やアレルギー性鼻炎を伴うこともあります。また、皮膚のバリア機能の低下から、様々な皮膚の感染症を引き起こす場合もあります。
- 当院での治療
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① 低出力レーザー(半導体レーザー)
低出力レーザー(半導体レーザー) の星状神経節近傍照射低出力の近赤外線レーザーを使用し、のどの両側にある星状神経節(第7または6頚椎横突起基部にある交感神経節)を目標に照射を行います。レーザーで交感神経を抑えることで、自律神経のバランスを正常化させ、かゆみの軽減・自然治癒力を向上を図ります。交感神経は、たとえて言うなら、「戦いに行くときに さあ やるぞ!」という時に働きますので、それを抑えることで、よく眠れ、ストレスも緩和、肌の状態も改善します。
照射時間は片側1~2分で、週1~2回が目安です。1回550円(税込)② ビオチン療法
近年の調査で、アトピー性皮膚炎の方の血中ビオチン濃度は、通常の方よりも低く、それにより、
・ヒスタミンの排泄障害
・ブドウ糖の代謝障害
・脂肪酸の代謝障害
・アミノ酸の代謝障害
が起こり、免疫機能に悪影響を与え、症状が悪化すると言われています。
ビオチンの投与により腸内の善玉菌を増やし、体の中を整えていきます。治療は、内服薬の処方と皮下注射で行っています。(保険適応)③ プラセンタ注射
メルスモンまたはラエンネック注を2アンプル、週2回続けますと、かなりの改善がみられます。
1アンプル 1,100円(税込)④ 漢方薬の処方
⑤ 保湿用ローション
オリゴマリンSローション 2,200円(税込) (190ml)
濃縮海水、保湿成分配合。低刺激性